高血圧の治療法…生活習慣の改善と薬物療法を併せて治療していく

高血圧だと診断されたらまだ大丈夫だと放置せず、出来る限り早く、早期の段階で治療を始めて下さい。低リスク群(血圧140-159mmHg/90-99mmHgで危険因子なし)の場合は生活習慣の改善から治療が始まり、3ヶ月様子を見ます。

 

 

中等リスク群(血圧160-179mmHg/100-109mmHgまたは危険因子が1、2個ある)も生活習慣の改善をして1ヶ月様子を見ます。どちらも血圧が140/90mmHg未満に下がらない場合は薬による治療をします。

 

 

高リスク群(「血圧180/110mmHg以上」か「危険因子が3個以上」か「糖尿病、臓器障害、慢性腎臓病、心血管病のいずれかの病気を持っている」か「中等リスク群の条件が両方共あてはまる」かの4つのうち1つでも当てはまる)の場合は高血圧をそのままにしておくと危険なので生活習慣の改善と薬による治療を同時に始めます。

生活習慣の改善

生活習慣の改善について、具体的に説明します。まず、食塩の摂取量を減らします。1日辺り6g未満に抑えます。食品の表示で「ナトリウム」というものがありますが、この数字(g)×2.5=食塩(g)となりますのでしっかり計算しましょう。

 

 

また、食事はバランス良く食べることを意識します。特に野菜や魚などを積極的に食事に取り入れていくのが良いです。他にも適度な有酸素運動やお酒を飲み過ぎないようにしていきます。肥満の人は減量も必要です。

 

血圧を下げる薬について

血圧を下げる「降圧剤」を使って治療を行っていきます。降圧剤には6種類(血管抵抗を少なくするカルシウム拮抗薬、アンギオテンシンU受容体拮抗薬、ACE阻害薬、α遮断薬、心拍出量を減らすβ遮断薬、利尿薬)あります。最初は1種類から始めますが、効果があまり出ない場合は種類を増やしていきます。

 

 

治ったからといって勝手に中断したり、飲み忘れたからといって一気に飲むのはやめましょう。また、カルシウム拮抗剤はグレープフルーツなどの一部の柑橘類と一緒に摂取すると速やかに代謝されず、作用が強く出すぎて血圧が下がりすぎてしまうので注意が必要です。

 

 

また、漢方によって高血圧の症状を緩和するという治療法もあります。ただし、漢方には血圧を下げる作用はありません。血液の流れが滞っているのを改善したり、高血圧の際に出る症状を緩和してくれるものです。あくまで補助的なものと考えましょう。